格安CNCフライスを使って切削加工するために必要なソフトと知識について説明します
CNCとは、Computer Numerical Control(コンピューター数値制御)の意味です
NCコードと座標をを組み合わせてプログラミングし切削加工を行います
コードには Mコード(補助機能) Gコード(準備機能)を使用します
Mコードとはマシン側の補助機能と言われるコードでスピンドルの回転指示したり
切削油のON OFFなど機械を動作させる指令でメーカーで動作が異なっていたり
特許の関係で全く反対の動作をするコードもありますが
基本は同じです。
Gコードは切削条件や動作の指示などになります
現在は図面を入力する事でプログラミングまでしてくれる
ソフト(Autodesk Fusion360)があるので難しくはありません。
10ドキュメントまで無償で使用可能です
CNCフライスで出来る加工だけなら
プログラミングも簡単です、出力されたプログラムを見ていくと分かり易いと思います。
ただし狙った寸法の物が必ず一発で仕上がる事はまず無いです
使用する切削工具の寸法も規格公差がありますし、切削工具の芯ずれや刃先のノーズR大小、切削速度によっても仕上がりは大きく異なってきます。
本来の加工機器は切削ポイントや切削工程ごとにオフセットNoを設定し
仕上がり寸法の測定結果から、寸法が出ていない箇所のオフセットNoに
補正値を入力し再加工し寸法を出して行きます。
オフセットで調整出来ない部分は直接プログラムの数値を触る事もあります。
ここでいかに段取り不良を少なく寸法を出せるかが腕の見せ所となります。
私がCNC加工をしていた頃はCADで図面を入力し切削工具の刃先の切削点を動かす
座標を割り出し、手入力でプログラミングしていましたので今は楽ちんですね。
CNC加工機自体を制御するGrblと言うソフトは添付されて来ます
このソフトにFusion360で出力したプログラムを読み込み
実際に加工していきます。
他にもCAD図面や2次元データを起こすソフトもあると便利です
殆どが無償でフル機能使えるソフトがあるので
ダウンロードしましょう
次回は実際に切削加工していきます。